アゴがずれると身体が歪む?

アゴのズレが身体をゆがませる理由は、アゴを支える筋肉(咬筋といいます)の長さに、全身の骨格の筋肉の長さは比例する特徴があるからです。
例えばアゴが左にズレている(傾いている)人の場合、左のあごの筋肉(咬筋)は右の筋肉よりもゆるむことになります(下図参照)。すると、「左の咬筋がゆるんでいる」という信号が三叉神経という脳神経を通じて脳に送られます。
脳は、三叉神経から伝わったこの「ゆるみの情報」に対して「縮める命令」を返信しますが、やっかいなことにこの命令は、同じ側の全身の骨格筋にもそのまま伝達してしまう特性があります。その結果、背骨も片方にゆがみはじめるのです。
つまり、左にアゴがズレている人の場合、左にゆがんだ(傾いた)体型になってしまいます。
「縮める命令」によって左半身の筋肉が縮むと、右半身の筋肉が身体のバランスを取ろうとして緊張の異常が生じます。この状態は、例えれば全身にプロテクターで締め付けられているようなものです。しかし多くの人は、長年そうだったために、それが普通の状態だと思っていて、異常だとは気付いていません。
これが肩凝りや偏頭痛、腰痛などをはじめとする低位咬合症の150以上もの病気の原因となっていくのです。
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